製品プロフィール

PostgreSQL

PostgreSQL Global Development Group / 1996年登場

標準準拠で高機能な OSS リレーショナル DB。拡張性・信頼性が高く、複雑なクエリや JSON、全文検索、地理空間まで幅広く扱える。

3つの要点
TL;DR
  1. 標準 SQL 準拠の高機能な OSS リレーショナル DB。
  2. JSON・全文検索・地理空間まで拡張が豊富で堅牢。
  3. 複雑なクエリや分析が要るなら MySQL より有利。

基本情報

仕様と立ち位置

PostgreSQL のロゴ
製品・技術の概要PostgreSQL標準準拠で高機能な OSS リレーショナル DB。拡張性・信頼性が高く、複雑なクエリや JSON、全文検索、地理空間まで幅広く扱える。
種別
リレーショナルRDB)
クエリ
SQL
ライセンス
オープンソースPostgreSQL License)
登場
1996年
最大の強み
標準 SQL 準拠で高機能拡張が豊富(JSON / 全文検索 / 地理空間)
代表的な用途
汎用の業務 DB複雑なクエリ・分析 / JSON も扱うアプリ

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. 標準 SQL 準拠で高機能
  2. 拡張が豊富(JSON / 全文検索 / 地理空間)
  3. トランザクション・整合性に堅牢

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. 設定・チューニングが奥深い
  2. 単純用途にはやや重い

詳しい解説

もっと詳しく

どんな DB か

PostgreSQL は 1996 年に最初のリリースが行われた、オープンソースのリレーショナルデータベースです。特定企業の所有物ではなく、PostgreSQL Global Development Group という開発者コミュニティによって維持されています。

「とにかく標準 SQL に忠実で、機能が豊富な OSS の RDB」が一言での説明です。商用 DB に匹敵する高機能を、ライセンス費用なしで使えるのが大きな魅力で、近年は新規プロジェクトの第一候補に挙がることが増えています。

横にスクロール

PostgreSQLが統計から走査と結合の実行計画を選び、shared_buffersとheap上の行版をMVCCスナップショットで読み、更新時は新旧行版とWALを作り、VACUUMによる回収、WAL複製、PITRへ進む流れ
PostgreSQLは統計に基づくコストで走査と結合を選び、heapの行版をスナップショットで可視性判定します。更新は独立したundo logではなく新旧行版を残し、WALをデータページより先に同期します。長い取引や複製slotが回収を妨げるため、VACUUM、WAL保持量、実行計画を一緒に監視します。

特徴・仕組み

  • 標準 SQL への準拠度が高い。仕様に沿った素直な書き方が通りやすく、知識を他 DB へ流用しやすい。
  • 拡張機能が豊富JSONB による JSON データ、全文検索、地理空間(PostGIS)など、用途に応じて機能を足せる。
  • トランザクションと整合性に堅牢。MVCC(多版型同時実行制御)で、読み取りと書き込みが互いをブロックしにくい設計。
  • 型やインデックスが多彩で、独自関数や独自型を定義する余地も大きい。
-- JSONB 列を使い、キーで検索する例
SELECT id FROM events WHERE payload->>'status' = 'ok';

得意・不得意

得意なのは、整合性が重要な業務システムや、複雑なクエリ・分析処理JSON や地理空間など多様なデータを 1 つの DB で扱いたいケースです。書き込みの正確さと拡張性を両立できます。

一方で不得意というより注意点なのが、設定・チューニングの奥深さです。性能を引き出すにはパラメータや実行計画の理解が要り、単純な用途には機能過多でやや重く感じることもあります。

いつ選ぶか(他との違い)

機能と正確さを最優先するなら PostgreSQL」と考えると分かりやすいです。MySQL より高度な SQL 機能や拡張性を求める場合、あるいは将来的に複雑な要件が出そうな場合に向きます。

逆に、組込みで軽く済ませたいなら SQLite、Web の読み取り中心で枯れた情報量を重視するなら MySQL、という住み分けになります。

実装・運用の視点

PostgreSQLを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

汎用の業務 DB

比較で見る軸

種別: リレーショナル(RDB) / クエリ: SQL / ライセンス: オープンソース(PostgreSQL License)

導入後に効く点

拡張が豊富(JSON / 全文検索 / 地理空間)

先に潰すリスク

設定・チューニングが奥深い

数字・仕様の読み方
種別
リレーショナル(RDB)
クエリ
SQL
ライセンス
オープンソース(PostgreSQL License)
登場
1996年

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「汎用の業務 DB / 複雑なクエリ・分析」に近いか確認する。
  • 強みである「標準 SQL 準拠で高機能」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「設定・チューニングが奥深い」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

汎用の業務 DB複雑なクエリ・分析JSON も扱うアプリ

向いている用途

こんな用途に向く

汎用の業務 DB複雑なクエリ・分析JSON も扱うアプリ
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