ハードウェアの製品プロフィール

Vertiv

設備インフラ / サーバ室・拠点

Vertiv(バーティブ)は、データセンターの電源・冷却インフラを手がける大手メーカーです。サーバー室やデータセンターを安定して動かすために必要な、電力供給と空調・冷却、ラックや監視といった設備を幅広く提供しています。

3つの要点
TL;DR
  1. 電源と冷却の両輪: UPS などの電源だけでなく、精密空調まで一体で手がける。
  2. データセンター規模: 大容量・高信頼が求められる施設向けに、規模に応じた設備を揃える。
  3. UPS・ラック・電源管理に向く

製品の概要

製品の立ち位置

製品・技術の概要VertivVertiv(バーティブ)は、データセンターの電源・冷却インフラを手がける大手メーカーです。サーバー室やデータセンターを安定して動かすために必要な、電力供給と空調・冷却、ラックや監視といった設備を幅広く提供しています。
最大容量
1,200kWLiebert EXL S1
効率
最大97%ダブルコンバージョン
高効率モード
最大99%Dynamic Online
この製品の強み
電源と冷却の両輪: UPS などの電源だけでなく精密空調まで一体で手がけるデータセンター規模: 大容量・高信頼が求められる施設向けに、規模に応じた設備を揃える。
向いている場面
UPSラック電源管理
提供形態
設備インフラ
主な対象
サーバ室拠点
比較の中心
容量冗長性監視
カテゴリ
電源 / ラック / UPS
公開資料の確認値Vertiv

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. 電源と冷却の両輪: UPS などの電源だけでなく、精密空調まで一体で手がける。
  2. データセンター規模: 大容量・高信頼が求められる施設向けに、規模に応じた設備を揃える。
  3. 監視・運用: 設備の状態を遠隔から監視し(DCIM 的な運用)、安定稼働を支える。

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. バッテリー交換計画が必要
  2. 既存環境との互換性と移行方法を確認する
  3. 初期費用だけでなく運用負荷まで比較する

詳しい解説

製品を詳しく理解する

どんなメーカー・製品か

Vertiv(バーティブ)は、データセンターの電源・冷却インフラを手がける大手メーカーです。サーバー室やデータセンターを安定して動かすために必要な、電力供給と空調・冷却、ラックや監視といった設備を幅広く提供しています。

無停電電源装置(UPS)や電源分配、精密空調、ラック、遠隔監視などをまとめて扱えるのが特徴で、かつてエマソンの一部門だった事業を引き継ぐ形で展開しています。1 台の機器というより、施設全体のインフラを支える製品群を持つメーカーです。

横にスクロール

Vertiv製品群を用いた2N構成例で、受電から独立したA系とB系のUPS、PDU、二重電源機器へ給電する経路と、停電時の蓄電池、構成依存のバイパス、冷却の空気経路、設備監視の確認点
図のA/B給電は、独立したUPSとPDUを持つ2N構成の一例です。停電時は蓄電池が負荷を支え、バイパスは許容範囲の別入力がある場合に限られるため、機種と設計図で経路を確認します。電力、冷却、環境監視を別系統として計測し、片系保守と停電復旧を試験します。

仕組み・特徴

Vertiv の持ち味は、電源と冷却を「両輪」で一体に整えることです。データセンターでは、大容量の三相 UPS や配電に加え、サーバーの発熱を逃がす精密空調(CRAC/CRAH)まで含めて設計します。IT 負荷が増えれば発熱も増えるため、電力と冷却は切り離せません。

  • 電源と冷却の両輪: UPS などの電源だけでなく、精密空調まで一体で手がける。
  • データセンター規模: 大容量・高信頼が求められる施設向けに、規模に応じた設備を揃える。
  • 監視・運用: 設備の状態を遠隔から監視し(DCIM 的な運用)、安定稼働を支える。
  • インフラ全体の整備: ラックや配電を含め、施設の電源・空調系統をまとめて設計・構築しやすい。

他ブランドとの違い

観点VertivEatonAPC/CyberPower
範囲電源+冷却+施設設備電源系統(UPS/PDU/配電)UPS 中心
主戦場データセンター規模小型〜大規模の電源個人〜サーバルーム
特色精密空調まで一体電源の統一・監視入手性・コスパ

立ち位置・注意点

「データセンターの基盤設備を任せられるメーカー」として選ばれることが多いブランドです。サーバー室やデータセンターを新設・増強する際に、電源と冷却を一体で整えたい場面で候補になります。個人や小規模オフィスの単体機器というより、施設規模のインフラ設計で力を発揮します。

電源と冷却はセットで設計する

サーバーの増設は消費電力だけでなく発熱も増やします。電源容量を確保しても冷却が追いつかなければ安定稼働は難しいため、電力と空調を一体で見積もると、後からの手戻りを抑えやすくなります。

総じて Vertiv は、電源と精密空調を両輪で一体に整えられる、データセンター基盤インフラの大手メーカーです。

ハードウェアの選定ポイント

Vertivを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

UPS・ラック・電源管理

比較で見る軸

最大容量: 1,200kW / 効率: 最大97% / 高効率モード: 最大99%

導入後に効く点

データセンター規模: 大容量・高信頼が求められる施設向けに、規模に応じた設備を揃える。

先に潰すリスク

バッテリー交換計画が必要

数字・仕様の読み方
最大容量
1,200kW
Liebert EXL S1
効率
最大97%
ダブルコンバージョン
高効率モード
最大99%
Dynamic Online

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「UPS・ラック・電源管理 / サーバ室・拠点」に近いか確認する。
  • 強みである「電源と冷却の両輪: UPS などの電源だけでなく、精密空調まで一体で手がける。」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「バッテリー交換計画が必要」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

UPS・ラック・電源管理サーバ室・拠点電源 / ラック / UPS容量・冗長性・監視設備インフラ
参考: Vertiv
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