採用に向く条件
選ぶ理由
- 純粋関数型で副作用を型で制御
- 強力な型システムで安全
- 宣言的で簡潔・数学的
プログラミング言語
Haskell 委員会 / 1990年登場
純粋関数型のパイオニア的言語。副作用を型で管理し、遅延評価と強力な型システムを持つ。学術・研究や、堅牢さが要る領域で評価される。
基本情報
選定ガイド
採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。
採用に向く条件
事前に確認する条件
向いている用途
詳しい解説
Haskell は 1990 年に委員会によって設計された、純粋関数型プログラミングのパイオニアです。「同じ入力なら必ず同じ出力を返す」純粋性を徹底し、副作用すら型で管理する点が大きな特徴です。研究と実務の橋渡しを意識して作られた言語です。
横にスクロール
ファイル書き込みや画面出力といった副作用は、IO という型で明示されます。純粋な計算と外界とのやり取りを型レベルで分離するため、関数の振る舞いをシグネチャから推測しやすくなります。
-- 型を見れば「整数を受け取り整数を返す」とわかる
double :: Int -> Int
double x = x * 2 -- 副作用のない純粋関数
| 観点 | Haskell | OCaml / F# | Scala |
|---|---|---|---|
| 純粋性 | 純粋(副作用は型で隔離) | 非純粋(実用寄り) | 非純粋・OOP 融合 |
| 評価 | 遅延が既定 | 正格が既定 | 正格が既定 |
| 主目的 | 研究・高信頼・言語処理系 | 実務寄りの関数型 | データ基盤・大規模 |
| 学習 | 非常に高い | 高い | 高い |
学習コストは非常に高く、モナドや型クラスといった抽象概念、そして遅延評価に伴うメモリの挙動(サンクの蓄積)を理解する必要があります。命令型の習慣がかえって妨げになることもあり、小さな純粋関数から積み上げるのが定石です。
総じて Haskell は、純粋性・遅延評価・強力な型で「正しさ」を追求する関数型のパイオニアで、高信頼分野や言語処理系、関数型を体系的に学ぶ教材として価値を持ちます。
言語選定
TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。
研究・教育(関数型)
型付け: 静的・強い型付け(型推論・純粋) / 実行方式: コンパイル(GHC) / パラダイム: 純粋関数型(遅延評価)
強力な型システムで安全
学習コストが非常に高い
最初の一歩
main :: IO ()
main = putStrLn "Hello, World!"公式ドキュメント