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製品プロフィール

IIS(Internet Information Services)

Microsoft / 1995年登場

Windows Server に標準搭載される Microsoft 製 Web サーバ。ASP.NET との統合や GUI 管理が強みで、Windows 中心の企業システムで使われる。

3つの要点
TL;DR
  1. Windows Server 標準の Microsoft 製 Web サーバ。
  2. ASP.NET 統合と GUI 管理が強み。
  3. Windows/.NET 環境の Web 公開なら IIS。

基本情報

仕様と立ち位置

公開規模・コミュニティ・成熟度を比較できる指標です。GitHub / npm は2026年6月7日時点のスナップショットです。

製品・技術の概要IIS(Internet Information Services)Windows Server に標準搭載される Microsoft 製 Web サーバ。ASP.NET との統合や GUI 管理が強みで、Windows 中心の企業システムで使われる。
公開から
約31年1995年リリース
対応OS軸
1系統Windows Server
主要統合
3領域ASP.NET / AD / GUI
主要用途
3領域企業Web / 社内 / .NET
最大の強み
Windows / .NET とシームレスに統合GUI で管理しやすい
代表的な用途
ASP.NET アプリのホスティングWindows 中心の企業 Web / 社内システムの公開
種別
Web サーバWindows 標準)
ベース
Windows / .NET
登場
1995年
作者
Microsoft

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. Windows / .NET とシームレスに統合
  2. GUI で管理しやすい
  3. Active Directory 認証など企業機能

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. Windows でしか動かない
  2. OS の有償ライセンスが要る
  3. Linux 系では Nginx/Apache が主流

詳しい解説

もっと詳しく

どんなサーバーか

IIS(Internet Information Services)は、Microsoft が開発する Web サーバーです。1995 年に登場し、Windows Server に標準で付属します。Windows および .NET 環境を前提に作られている点が最大の特徴です。

横にスクロール

IISでHTTP.sysが要求をアプリケーションプールの待ち行列へ渡し、WASが管理するワーカープロセス内のモジュールとハンドラーから静的ファイル、ASP.NET、ASP.NET Coreへ分岐し、out-of-processでは別のKestrelプロセスへ転送する経路と、プール間の分離
HTTP.sysが要求をプール別キューへ入れ、w3wp.exeへ渡します。ASP.NET Coreのout-of-processだけは別のKestrelへ転送されます。

ASP.NET で作られた業務アプリの実行基盤として、企業システムで広く使われてきました。

仕組み・アーキテクチャ

IIS は ASP.NET / ASP.NET Core と深く統合されており、.NET 製アプリをそのまま動かせます。OS の一部として提供されるため、Windows の機能とも自然に連携します。

処理の中核は次の構成です。

  • アプリケーションプール: サイトやアプリを独立したワーカープロセス(w3wp.exe)に分離する単位。1 つのアプリが落ちても他へ波及しにくく、プールごとに ID(権限)・リサイクル条件・.NET Framework の CLR 設定を変えられる。ASP.NET Core はこの CLR 設定に依存せず、専用プールでは「マネージ コードなし」が推奨される。
  • モジュール構成: 認証・圧縮・キャッシュ・URL 書き換え(URL Rewrite)などを必要なぶん組み込むパイプライン方式。ネイティブ/マネージドのモジュールを差し込める。
  • GUI 管理ツール(IIS マネージャー): サイト・バインディング・証明書・プールを画面で設定でき、web.config にも反映される。
  • Windows 認証 / Active Directory と統合した、企業向けの認証・シングルサインオン。

ASP.NET Core では ASP.NET Core Module が要求を受け、in-process では w3wp.exe 内でアプリを実行し、out-of-process では内部の Kestrel サーバーへ転送します。

得意・不得意

  • Windows/.NET 環境との親和性が高く、ASP.NET アプリの実行に最適。
  • GUI 管理や AD 連携など、Windows 主体の企業環境で運用しやすい。
  • アプリプールによる分離・リサイクルで安定運用しやすい。
  • 反面、Windows 上でしか動かない
  • 稼働には有償の OS ライセンス(Windows Server)が必要になる。

他サーバーとの違い

観点IISNginx / Apache
動作 OSWindows のみLinux 中心(クロス OS)
主用途ASP.NET / .NET アプリ多言語・静的配信・前段
管理GUI(IIS マネージャー)中心設定ファイル中心
認証Windows 認証/AD と統合別途モジュール・連携
費用Windows Server ライセンスOSS・無償

いつ使うか

ASP.NET アプリの運用や、Active Directory を中心とした Windows 基盤の社内システムでは第一候補です。一方で Linux 系のサーバー環境では Nginx/Apache が主流であり、IIS は選ばれません。プラットフォームが Windows か Linux かで、自然と使い分けが決まります。

ASP.NET Core は構成が変わる

従来の ASP.NET(.NET Framework)は IIS の統合パイプライン上で動きます。ASP.NET Core は ASP.NET Core Module を介し、in-process なら IIS ワーカープロセス内、out-of-process なら Kestrel で動きます。移行時はホスティングモデルとプロセス境界を確認すると、障害調査の対象を絞れます。

総じて IIS は、Windows / .NET / Active Directory を中心とした企業環境で、GUI 管理と OS 統合の使いやすさを発揮する Web サーバーです。

実装・運用の視点

IIS(Internet Information Services)を実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

ASP.NET アプリのホスティング

比較で見る軸

公開から: 約31年 / 対応OS軸: 1系統 / 主要統合: 3領域

導入後に効く点

GUI で管理しやすい

先に潰すリスク

Windows でしか動かない

数字・仕様の読み方
公開から
約31年
1995年リリース
対応OS軸
1系統
Windows Server
主要統合
3領域
ASP.NET / AD / GUI
主要用途
3領域
企業Web / 社内 / .NET

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「ASP.NET アプリのホスティング / Windows 中心の企業 Web」に近いか確認する。
  • 強みである「Windows / .NET とシームレスに統合」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「Windows でしか動かない」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

ASP.NET アプリのホスティングWindows 中心の企業 Web社内システムの公開

向いている用途

こんな用途に向く

ASP.NET アプリのホスティングWindows 中心の企業 Web社内システムの公開
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