TL

Cloud Service

Amazon ECS / Fargate

コンテナを動かすオーケストレーション。Fargateを使えばサーバー管理なしでコンテナを実行できる。

中級SAA-C03DVA-C02DOP-C02SAP-C02運用上の優秀性コスト最適化信頼性パフォーマンス効率
最終更新: 2026-05-31公式ドキュメント ↗
TL;DR要点だけ先に
  • 1.コンテナの起動・配置・スケール・再起動を自動化するオーケストレーター。
  • 2.Fargate を選べば EC2 の管理すら不要(サーバーレス)で動かせる。
  • 3.EKS(Kubernetes)より学習コストが低く、AWS との統合が密。
Amazon ECS / Fargate のアーキテクチャ図
Amazon ECS / Fargate の構成イメージ

解決する課題

  • コンテナを本番で安定運用したい(落ちたら再起動、負荷で増減)
  • サーバー(EC2)の管理をしたくない → Fargate
  • マイクロサービスをスケーラブルに動かしたい

主要概念と用語

  • タスク定義: コンテナの設計図(イメージ/CPU/メモリ/環境変数)
  • タスク: 実行中のコンテナ群
  • サービス: 希望数を維持し、ELBと連携
  • 起動タイプ: Fargate(サーバーレス)/ EC2(自前ホスト)
  • タスクロール: コンテナに渡すIAM権限

仕様・制限・クォータ

  • Fargateはタスク単位でCPU/メモリを指定
  • ELB(ALB/NLB)と統合してルーティング・ヘルスチェック
  • Auto Scaling(サービス/ターゲット追跡)

内部の仕組み

ECSはタスク定義に従ってタスク(コンテナ)を起動し、サービスが希望数を維持(落ちたら再起動、AZ分散)します。FargateではAWSが裏でコンピュートを用意するため、EC2の購入・パッチ・スケール管理が不要。EC2起動タイプではクラスターのEC2を自分で持ち、より細かい制御やコスト最適化ができます。

ECS と EKS

ECS=AWS独自でシンプルEKS=マネージドKubernetes(移植性/エコシステム)。どちらもFargate/EC2で動かせる。

設計パターン / ベストプラクティス

  • 運用を最小化するならFargate、コスト最適化や特殊要件はEC2起動タイプ
  • ALB+サービスでローリングデプロイ
  • 権限はタスクロールで最小限に
  • ログはawslogsでCloudWatchへ

運用・監視・トラブルシュート

  • Container Insights / CloudWatch Logsで監視
  • タスクが起動しない→イメージ取得権限(ECR)、CPU/メモリ、サブネット/SGを確認
  • デプロイ失敗→ヘルスチェックとコンテナの起動可否を確認

コスト

  • Fargate: 実行したvCPU/メモリ×時間。EC2: インスタンス費用+集約効率
  • スポット(Fargate Spot/EC2 Spot)で大幅割引

セキュリティ

  • タスクロールで最小権限、イメージはECRでスキャン
  • プライベートサブネット+SG、シークレットはSecrets Manager

Well-Architected の観点

  • 運用上の優秀性: 宣言的デプロイ・自己修復
  • コスト最適化: Fargate Spot・適正サイズ
  • 信頼性: AZ分散・希望数維持

試験で問われるポイント

頻出
  • サーバー管理不要でコンテナ=Fargate
  • ECS(AWS独自)vs EKS(Kubernetes)
  • サービス+ALBで可用性、権限はタスクロール
📝 ECS / Fargate ミニ確認テスト1 問 / 全 3

コンテナを、EC2の管理なし(サーバーレス)で動かしたい。

関連サービス・比較

観点LambdaECS/FargateEC2
単位関数コンテナ(タスク)仮想マシン
管理最少サーバーレス(Fargate)OSまで自分で
向きイベント/短時間常駐コンテナ/マイクロサービス特殊要件/常駐

ハンズオン / CLI例

# Fargateサービスを作成(タスク定義は登録済みとする)
aws ecs create-service \
  --cluster app-cluster \
  --service-name web \
  --task-definition web:1 \
  --desired-count 2 \
  --launch-type FARGATE \
  --network-configuration "awsvpcConfiguration={subnets=[subnet-aaa,subnet-bbb],securityGroups=[sg-xxx]}"

AWS Service

Amazon ECS / Fargateを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

コンピューティング

比較で見る軸

クラウド: AWS / カテゴリ: コンピューティング / 難易度: intermediate

導入後に効く点

Fargate を選べば EC2 の管理すら不要(サーバーレス)で動かせる。

先に潰すリスク

サービス単体ではなく、権限、ネットワーク、監視、課金、バックアップを含めて設計する必要がある。

数字・仕様の読み方
クラウド
AWS
カテゴリ
コンピューティング
難易度
intermediate
関連資格
SAA-C03 / DVA-C02 / DOP-C02 / SAP-C02
設計柱
operational / cost / reliability / performance

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「コンピューティング / operational」に近いか確認する。
  • 強みである「コンテナの起動・配置・スケール・再起動を自動化するオーケストレーター。」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「サービス単体ではなく、権限、ネットワーク、監視、課金、バックアップを含めて設計する必要がある。」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

コンピューティングoperationalcostreliabilityperformance

他クラウドの同等サービス

役割が近いサービスです。設計の置き換えや比較検討の参考に。