製品プロフィール

Jenkins

コミュニティ(元 Hudson) / CI/CD(セルフホスト)

プラグインで何でも組める老舗の自前ホスト型 CI/CD サーバ。自由度が高く、オンプレ・独自要件に強い。

3つの要点
TL;DR
  1. プラグインで拡張する老舗の自前ホスト型 CI/CD サーバ。
  2. 自由度が高くオンプレ・独自要件に強く、実績も豊富。
  3. マネージドで足りない複雑要件向け。運用負荷は覚悟が要る。

基本情報

仕様と立ち位置

Jenkins のロゴ
製品・技術の概要Jenkinsプラグインで何でも組める老舗の自前ホスト型 CI/CD サーバ。自由度が高く、オンプレ・独自要件に強い。
種別
CI/CDセルフホスト)
提供元
コミュニティ元 Hudson)
ライセンス
オープンソースMIT)
登場
2011年
最大の強み
プラグインで自由自在自前運用で制約がない
代表的な用途
オンプレ/独自要件の CI/CD複雑なパイプライン

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. プラグインで自由自在
  2. 自前運用で制約がない
  3. 長年の実績と情報

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. 自前運用・保守が重い
  2. UI/設定に古さを感じる面
  3. セキュリティ管理が必要

詳しい解説

もっと詳しく

どんなツールか

Jenkins は、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)を担う老舗のオープンソースサーバーです。コードのビルドやテスト、デプロイといった作業を自動化するために、長年広く使われてきました。

「結局なに?」を一言でいえば、自前で立てて運用する自動化サーバーです。自分のサーバー(セルフホスト)に置き、用途に合わせて自由に作り込めます。

横にスクロール

SCM の変更を Jenkins コントローラが受け、Jenkinsfile を解釈してエージェントへ割り当て、成果物とデプロイ結果を返す分散実行の流れ
Jenkins のコントローラは受付・スケジュール・状態管理に集中させ、ビルドは分離したエージェントで実行します。資格情報、成果物、後処理、プラグイン更新までが運用境界です。

特徴・仕組み

構成は、全体を統括するコントローラと、実際にジョブを実行するエージェント(ノード)に分かれます。ビルドをエージェントへ分散でき、OS やツールの異なる環境を用意して並列実行できます。

最大の特徴はプラグインの豊富さです。各種バージョン管理、ビルドツール、クラウド、通知など膨大なプラグインが揃い、組み合わせれば「だいたい何でもできる」点が強みです。

パイプライン(一連の処理)は Jenkinsfile(Groovy ベース)としてコードで定義でき、リポジトリに置いて構成管理できます。

pipeline {
  agent any
  stages {
    stage('test') { steps { sh 'npm test' } }
  }
}

特定のクラウドやサービスに縛られず、自分の環境に合わせて構築できるのも利点です。

得意・不得意

  • プラグインが非常に多く、ほぼあらゆる連携・処理に対応できる。
  • セルフホストなので、環境やネットワークの制約が強い現場(閉域など)でも置ける。
  • 反面、サーバーやプラグインの設定・保守が重く運用負荷が高い。プラグイン起因の脆弱性・互換性問題も管理対象になり、UI が古く感じられる面もある。

ホスト型 CI との違い

観点JenkinsGitHub Actions / GitLab CI
提供形態セルフホストソース基盤に統合(ホスト型あり)
自由度非常に高い(作り込める)基盤の流儀に沿う
運用負荷高い(自前保守)低い(基盤側が面倒を見る)
向く現場特殊要件・閉域・独自構成すぐ始めたい・標準構成

使いどころ・注意点

自前で細かく作り込みたい、特殊な環境や独自要件がある、という場合に向きます。すぐ始めたい・運用を軽くしたいなら、GitHub ActionsGitLab CI のようなホスト型のほうが手間は少なく済みます。

プラグインとエージェントの管理

プラグインは強力な反面、更新を怠ると脆弱性の温床になります。使用プラグインを絞り、定期更新と権限管理を徹底します。ビルドはコントローラで直接実行せず、エージェントに逃がすとコントローラの保護と並列性の両面で有利です。

総じて Jenkins は、プラグインとセルフホストの自由度で「何でも作り込める」老舗 CI/CD で、独自要件や閉域環境で今も選ばれます。

実装・運用の視点

Jenkinsを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

オンプレ/独自要件の CI/CD

比較で見る軸

種別: CI/CD(セルフホスト) / 提供元: コミュニティ(元 Hudson) / ライセンス: オープンソース(MIT)

導入後に効く点

自前運用で制約がない

先に潰すリスク

自前運用・保守が重い

数字・仕様の読み方
種別
CI/CD(セルフホスト)
提供元
コミュニティ(元 Hudson)
ライセンス
オープンソース(MIT)
登場
2011年

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「オンプレ/独自要件の CI/CD / 複雑なパイプライン」に近いか確認する。
  • 強みである「プラグインで自由自在」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「自前運用・保守が重い」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

オンプレ/独自要件の CI/CD複雑なパイプライン

向いている用途

こんな用途に向く

オンプレ/独自要件の CI/CD複雑なパイプライン
公式サイト