採用に向く条件
選ぶ理由
- ネットワーク帯域と低遅延を確保できる
- オフロードで CPU 負荷を下げられる
- 仮想化・ストレージ通信の性能を伸ばせる
ネットワーク I/O・サーバや PC を Ethernet / Wi-Fi に接続する拡張部品
機器をネットワークへ接続するインターフェース。サーバでは 10/25/100GbE、チーミング、SR-IOV、RDMA、TCP オフロードなどが仮想化やストレージ性能に直結する。
基本情報
選定ガイド
採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。
採用に向く条件
事前に確認する条件
詳しい解説
NIC(ネットワークインターフェースカード)は、機器をネットワークへつなぐ部品で、内部のデジタルデータを LAN の電気・光信号に変換して送受信します。MAC アドレスで自分宛てのフレームを識別し、送受信のバッファ(キュー)を通じて CPU とデータをやり取りします。速度は 1G/10G/25G/100G などで表され、サーバでは複数ポートを束ねて帯域や冗長性を高めるチーミング/ボンディングもよく使われます。
高速化で問題になるのが、パケット処理による CPU 負荷です。これを抑えるため、NIC 側でチェックサム計算やセグメント分割を肩代わりするオフロード、受信を複数 CPU コアへ振り分ける RSS、割り込みをまとめる仕組みが備わります。仮想化環境では、NIC を仮想マシンへ直接見せる SR-IOV により、ソフトウェア経由のオーバーヘッドを避けて低遅延・高帯域を実現します。用途によっては、通信処理を専用チップに寄せる SmartNIC/DPU も選択肢になります。
| 観点 | オンボード NIC | 拡張・高速 NIC |
|---|---|---|
| 速度 | 1G/2.5G が中心 | 10G/25G/100G など |
| 負荷分散 | 簡易 | RSS・オフロードが充実 |
| 仮想化 | 標準的 | SR-IOV で低遅延・高帯域 |
10G を超える速度では、NIC の生スペックだけでなく、オフロードや RSS で CPU 負荷をどう分散するかが実効性能を決めます。仮想化ホストでは SR-IOV の可否も含めて、ソフト側のオーバーヘッドまで見込んで選ぶと帯域を活かせます。
総じて NIC は、機器とネットワークをつなぎ、速度・オフロード・仮想化支援によって帯域と CPU 負荷のバランスを決める部品です。
選定・設計の判断材料
TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。
サーバのネットワーク接続
役割: サーバや PC を Ethernet / Wi-Fi に接続する拡張部品 / 見る指標: GbE / ポート数 / RDMA / オフロード / レイテンシ / ボトルネック: 帯域・割り込み負荷・ドライバ・ケーブル規格
オフロードで CPU 負荷を下げられる
周辺のスイッチやケーブルが遅いと活かせない
選択肢
サーバ NIC の定番
RDMA・InfiniBand・高性能 Ethernet
企業サーバで広く採用
近年のサーバ向け標準フォームファクタ
利用場面