ハードウェアの製品プロフィール

HPE Alletra / Nimble

物理インフラ / データ基盤

Alletra と Nimble は、HPE(Hewlett Packard Enterprise)が提供するストレージ製品です。HPE はサーバーを中心に企業向け IT 基盤を幅広く扱うベンダーで、ストレージもその一角を担います。Nimble はフラッシュを活かした中規模向けストレージとして広まり、Alletra はそれらを引き継ぐ、より新しい世代の製品ラインという位置づけです。

3つの要点
TL;DR
  1. 予測的な運用支援(InfoSight): 多数の装置から集めた稼働データを機械学習で分析し、性能のボトルネックや障害の予兆を早めに把握しようとする仕組み。運用の勘所をクラウド側が肩代わりする発想。
  2. 用途別のフラッシュ構成: Alletra 5000 は SSD キャッシュと HDD を組み合わせ、Alletra 6000 はオールフラッシュで、容量効率と応答性能の要件に応じて選ぶ。
  3. 共有ストレージとデータ保護に向く

製品の概要

製品の立ち位置

HPE Alletra / Nimble のロゴ
製品・技術の概要HPE Alletra / NimbleAlletra と Nimble は、HPE(Hewlett Packard Enterprise)が提供するストレージ製品です。HPE はサーバーを中心に企業向け IT 基盤を幅広く扱うベンダーで、ストレージもその一角を担います。Nimble はフラッシュを活かした中規模向けストレージとして広まり、Alletra はそれらを引き継ぐ、より新しい世代の製品ラインという位置づけです。
最大容量
5.8PBB10000 / switched
NVMe SSD
24台/筐体2U enclosure
コントローラー
最大4台8 / 16 / 32コア
FC速度
32Gb/sホスト接続
この製品の強み
予測的な運用支援InfoSight): 多数の装置から集めた稼働データを機械学習で分析し性能のボトルネックや障害の予兆を早めに把握しようとする仕組み運用の勘所をクラウド側が肩代わりする発想用途別のフラッシュ構成: Alletra 5000 は SSD キャッシュと HDD を組み合わせ、Alletra 6000 はオールフラッシュで、容量効率と応答性能の要件に応じて選ぶ。
向いている場面
共有ストレージとデータ保護
提供形態
物理インフラ
主な対象
データ基盤
比較の中心
性能容量保護
カテゴリ
ストレージ
公開資料の確認値HPE

選定ガイド

選定ポイント

採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。

採用に向く条件

選ぶ理由

  1. 予測的な運用支援(InfoSight): 多数の装置から集めた稼働データを機械学習で分析し、性能のボトルネックや障害の予兆を早めに把握しようとする仕組み。運用の勘所をクラウド側が肩代わりする発想。
  2. 用途別のフラッシュ構成: Alletra 5000 は SSD キャッシュと HDD を組み合わせ、Alletra 6000 はオールフラッシュで、容量効率と応答性能の要件に応じて選ぶ。
  3. クラウド寄りの管理(Data Services Cloud Console): 装置の状態をクラウド経由で見渡し、運用負担を下げる。ストレージをサービスとして使う形態(GreenLake)にもつながる。

事前に確認する条件

考慮すべき点

  1. 増設方式と障害設計が重要
  2. 既存環境との互換性と移行方法を確認する
  3. 初期費用だけでなく運用負荷まで比較する

詳しい解説

製品を詳しく理解する

どんなメーカー・製品か

Alletra と Nimble は、HPE(Hewlett Packard Enterprise)が提供するストレージ製品です。HPE はサーバーを中心に企業向け IT 基盤を幅広く扱うベンダーで、ストレージもその一角を担います。Nimble はフラッシュを活かした中規模向けストレージとして広まり、Alletra はそれらを引き継ぐ、より新しい世代の製品ラインという位置づけです。

特徴的なのは、運用の自動化やクラウド寄りの管理を前面に出している点です。装置から集めた稼働情報をクラウド側で分析し、障害の予兆をつかんで運用を支援する、という考え方を取り入れています。

横にスクロール

NimbleOS系のHPE Alletra 5000・6000とNimble Storageで、ホスト書き込みを主系と待機系のNVRAMへ二重化してから応答し、CASLが方針に応じて圧縮・重複排除した連続ストライプをTriple+ Parity媒体へ配置する経路と、InfoSightやクラウド管理との責任境界を示す図
Alletra 5000・6000とNimble Storageでは、書き込みを両制御器のNVRAMで保護してから応答し、CASLが方針に応じて圧縮・重複排除したデータを連続配置します。InfoSightやクラウド管理が途切れた場合は、装置内I/Oの継続と、新規操作・分析・可視化の停止を分けて判断します。

主な特徴・強み

  • 予測的な運用支援(InfoSight): 多数の装置から集めた稼働データを機械学習で分析し、性能のボトルネックや障害の予兆を早めに把握しようとする仕組み。運用の勘所をクラウド側が肩代わりする発想。
  • 用途別のフラッシュ構成: Alletra 5000 は SSD キャッシュと HDD を組み合わせ、Alletra 6000 はオールフラッシュで、容量効率と応答性能の要件に応じて選ぶ。
  • クラウド寄りの管理(Data Services Cloud Console): 装置の状態をクラウド経由で見渡し、運用負担を下げる。ストレージをサービスとして使う形態(GreenLake)にもつながる。
  • HPE 基盤との一体感: 同社のサーバー(ProLiant)や運用ツールと組み合わせた導入がしやすい。

他のストレージとの違い

観点HPE Alletra/Nimble他社ストレージ
特色InfoSight による予測運用支援各社の管理・自動化
管理クラウド前提のコンソールオンプレ管理が中心のことも
親和性HPE サーバー基盤と一体ベンダーによる
提供形態従量(GreenLake)も選べる製品による

立ち位置・注意点

サーバーを HPE でそろえている組織が、ストレージも合わせて一体で導入・運用したい場面に向きます。日々の運用負担をなるべく抑え、障害対応を後手に回したくない、という要望に応える方向性の製品です。

運用支援の前提を確認

クラウドを使った運用支援(InfoSight)を活かすには、装置からクラウドへ稼働情報を送る前提になります。自社のネットワーク方針やデータの取り扱いと合うかを、導入前に確認しておくと安心です。

総じて HPE Alletra / Nimble は、InfoSight による予測的な運用支援とクラウド寄りの管理を強みに、用途別にフラッシュを活用する HPE のストレージです。

ハードウェアの選定ポイント

HPE Alletra / Nimbleを実務で読む

TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。

解決すること

共有ストレージとデータ保護

比較で見る軸

最大容量: 5.8PB / NVMe SSD: 24台/筐体 / コントローラー: 最大4台

導入後に効く点

用途別のフラッシュ構成: Alletra 5000 は SSD キャッシュと HDD を組み合わせ、Alletra 6000 はオールフラッシュで、容量効率と応答性能の要件に応じて選ぶ。

先に潰すリスク

増設方式と障害設計が重要

数字・仕様の読み方
最大容量
5.8PB
B10000 / switched
NVMe SSD
24台/筐体
2U enclosure
コントローラー
最大4台
8 / 16 / 32コア
FC速度
32Gb/s
ホスト接続

判断チェックリスト

  • 自社の用途が「共有ストレージとデータ保護 / データ基盤」に近いか確認する。
  • 強みである「予測的な運用支援(InfoSight): 多数の装置から集めた稼働データを機械学習で分析し、性能のボトルネックや障害の予兆を早めに把握しようとする仕組み。運用の勘所をクラウド側が肩代わりする発想。」が本当に評価軸になるか確認する。
  • 注意点の「増設方式と障害設計が重要」を運用で吸収できるか確認する。
  • 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
  • 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
  • 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。

次に確認する観点

共有ストレージとデータ保護データ基盤ストレージ性能・容量・保護物理インフラ
参考: HPE
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