Product Lineup
代表製品を比較
データ基盤向けの主要候補です。概要と強みを確認して個別ページへ進めます。
Dell PowerStore / Unity
PowerStore と Unity は、Dell Technologies が提供するミッドレンジ向けのストレージ製品です。Dell はサーバからネットワーク、ストレージまで幅広く扱う総合 IT ベンダーで、ストレージでも小規模から大規模まで複数の製品ラインをそろえています。その中で PowerStore / Unity は、中堅企業や部門システムなど、いわゆる中規模帯を主な対象とする位置づけです。
製品プロフィールを見る →NetApp
NetApp は、ストレージを専業に近い形で手がける大手ベンダーです。サーバや幅広い周辺機器までは扱わず、データの保管と管理に軸足を置いている点が、総合 IT ベンダーとの違いです。中核となるのが、ストレージを制御するデータ管理 OS の ONTAP で、同社の多くの製品に共通して載っています。
製品プロフィールを見る →HPE Alletra / Nimble
Alletra と Nimble は、HPE(Hewlett Packard Enterprise)が提供するストレージ製品です。HPE はサーバを中心に企業向け IT 基盤を幅広く扱うベンダーで、ストレージもその一角を担います。Nimble はフラッシュを活かした中規模向けストレージとして広まり、Alletra はそれらを引き継ぐ、より新しい世代の製品ラインという位置づけです。
製品プロフィールを見る →Pure Storage
Pure Storage は、オールフラッシュ(全 SSD)ストレージを専業として手がけ、後発ながら台頭してきたベンダーです。HDD を主体とする従来型の製品ではなく、登場時からフラッシュ前提の設計に絞り込み、シンプルな運用と性能を前面に打ち出してきました。
製品プロフィールを見る →Hitachi Vantara(VSP)
Hitachi Vantara は、日立グループでデータ関連の事業を担う企業で、ストレージ製品の中核が VSP(Virtual Storage Platform) です。国内大手として、エンタープライズ向けの高信頼ストレージで長い実績を持ちます。
製品プロフィールを見る →IBM FlashSystem
FlashSystem は、IBM が提供するオールフラッシュ(全 SSD)を中心としたストレージ製品群です。IBM はサーバやソフトウェアまで幅広く扱う総合 IT ベンダーで、ストレージもその一角を占めます。FlashSystem は、フラッシュを前提とした構成で性能を打ち出しつつ、エンタープライズ向けの機能を備える製品ラインです。
製品プロフィールを見る →Decision Guide
選び方を理解する
ストレージとは
ストレージは、大容量のデータを保管するための専用装置です。サーバ内蔵のディスクとは別に、ネットワーク越しに複数のサーバへ容量を提供し、データの保護・容量拡張・性能を一括して管理します。
代表的な方式に、ブロック単位で高速にアクセスする SAN、ファイル共有として使う NAS があり、製品によっては両対応します。近年は HDD を使わず高速な オールフラッシュ(全 SSD) 構成が主流になりつつあります。
主要なメーカー・製品
| メーカー | 代表製品・立ち位置 |
|---|---|
| Dell Technologies | PowerStore / Unity。幅広いラインアップで、中堅から大規模まで対応。 |
| NetApp | ストレージ専業の大手。NAS(ファイル共有)に強く、データ管理 OS の ONTAP が中核。 |
| HPE | Alletra / Nimble。AI を使った予測的な障害分析・運用支援が特徴。 |
| Pure Storage | オールフラッシュ専業として登場し、シンプルな運用と性能を打ち出す。 |
| Hitachi Vantara | VSP(Virtual Storage Platform)。国内で高信頼用途の採用実績が厚い。 |
| IBM | FlashSystem。フラッシュを中心とした製品群を展開する。 |
選び方のポイント
まず必要な容量と、将来の増加見込みを押さえます。後から容量を足せる拡張性は、長く使ううえで重要です。
次に求める性能を見極めます。データベースや仮想化基盤のように応答速度が効く用途ならオールフラッシュ、アーカイブ中心なら大容量の HDD ベースという具合に、用途で適した構成が変わります。
その上で、データ保護機能(スナップショット、レプリケーション、重複排除・圧縮)と、接続方式(SAN か NAS か)が自社の使い方に合うかを確認します。止められない業務では、コントローラの冗長化や保守体制も比較の軸になります。
動向
クラウドストレージの普及により、バックアップやアーカイブをクラウドへ逃がす使い方が広がりました。一方で、低遅延や大量データの取り回しが必要な領域ではオンプレのストレージが引き続き使われています。自社装置とクラウドをまたいでデータを管理するハイブリッド構成への対応が、各社の重点になっています。
ハードウェア Category Guide
ストレージを実務で読む
TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。
解決すること
共有ストレージとデータ保護
比較で見る軸
候補数: 6製品 / 主な対象: データ基盤 / 比較軸: 性能・容量・保護
導入後に効く点
大量データを安全に集約
先に潰すリスク
増設方式と障害設計が重要
- 候補数
- 6製品
- 主な対象
- データ基盤
- 比較軸
- 性能・容量・保護
- 提供形態
- 物理インフラ
判断チェックリスト
- 自社の用途が「共有ストレージとデータ保護 / データ基盤」に近いか確認する。
- 強みである「大量データを安全に集約」が本当に評価軸になるか確認する。
- 注意点の「増設方式と障害設計が重要」を運用で吸収できるか確認する。
- 公開値や仕様値は、対象プラン・対象機種・対象リージョンまで確認する。
- 既存システム、ID、ネットワーク、監視、バックアップとの接続方法を先に洗い出す。
- 小さく試してから、本番移行、権限設計、障害時手順、コスト監視を決める。