採用に向く条件
選ぶ理由
- 顔写真つきで社員の経歴・スキル・資格・評価・異動履歴を一元管理し、人材情報を可視化。
- 人事評価のワークフロー(目標設定・評価入力・承認・フィードバック)をオンラインで運用。
- 組織図の作成や、人材を仮配置して検討できる配置・異動シミュレーション。
SaaSの製品プロフィール
クラウドサービス / 人事・従業員
カオナビは、株式会社カオナビが提供するクラウド型のタレントマネジメントサービスです。社員の顔写真・経歴・スキル・評価・異動履歴といった人材情報を一つの画面に集約し、配置・評価・育成といった「人材活用」の意思決定に使えるようにします。製品名のとおり「顔(カオ)」と情報を結びつけて見せる点が出発点で、人事データを名前と顔のついた具体的な人物像として捉え直せることが特徴です。
製品の概要
選定ガイド
採用する理由と、事前に受け入れるべきトレードオフを分けて確認します。
採用に向く条件
事前に確認する条件
詳しい解説
カオナビは、株式会社カオナビが提供するクラウド型のタレントマネジメントサービスです。社員の顔写真・経歴・スキル・評価・異動履歴といった人材情報を一つの画面に集約し、配置・評価・育成といった「人材活用」の意思決定に使えるようにします。製品名のとおり「顔(カオ)」と情報を結びつけて見せる点が出発点で、人事データを名前と顔のついた具体的な人物像として捉え直せることが特徴です。
「結局なに?」を一言でいえば、人材情報を可視化して活用するためのクラウドサービスです。入退社や社会保険といった労務手続きの効率化を主目的とする労務系サービスとは立ち位置が異なり、カオナビは集めた人材データを「配置・登用・育成をどう動かすか」という戦略人事の判断材料に変えることに焦点を当てています。国内のタレントマネジメント領域では先行・代表的なサービスのひとつとして広く知られています。
タレントマネジメントという言葉自体が日本でまだ浸透していなかった時期から、「人事情報がExcelや紙、個々の頭の中に散在して活用されていない」という課題に対して、誰でも直感的に人材情報へアクセスできるUIを提供してきた経緯があります。
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社員の顔と情報を結びつけて一覧できることが名前の由来でもあり、「誰がどんな人材か」を直感的に把握できるようにする設計です。組織が大きくなるほど人の顔と能力が見えにくくなる課題を、可視化で補います。
集めた情報をもとに、異動・登用・育成・評価といった人材マネジメントの検討材料を整えられるのが全体像です。表計算ソフトでの属人的な管理から、組織全体で共有できるデータ基盤へ移すことを狙っています。
カオナビの中核にあるのは、社員一人ひとりを「顔のついた人材データ」として蓄積し、それを多面的に切り出して見せるという考え方です。氏名・所属・役職といった基本情報に加え、過去の評価、保有スキル、研修履歴、サーベイ結果などを社員台帳として持ち、配置・評価・育成の各場面でその台帳を参照します。人事システムが「手続きを処理する」ことに主眼を置くのに対し、カオナビは「蓄積した情報をどう見せ、どう判断につなげるか」に重心を置いています。
UI面では、専門知識がなくても人事担当者や現場のマネージャーが扱えることを重視した設計が特徴です。集めた人材情報を、組織図・一覧表・スキルマップ・評価シートといった複数のビューに組み替えて表示でき、「役職別」「評価別」「スキル別」など見たい切り口で人材を俯瞰できます。
データの入口としては、給与・勤怠・労務といった既存の人事システムや、CSVインポート、API連携を通じて社員情報を取り込む形が基本です。カオナビ自体が労務手続きや給与計算を担うわけではなく、それらの基幹システムが持つ「正」のデータを受けて、活用レイヤーとして可視化・分析する位置づけになります。
カオナビは人材情報を「貯める・見せる・活かす」ための基盤です。給与計算や社会保険の電子申請といった労務処理は守備範囲外であり、労務系サービスと役割を分けて組み合わせるのが実務的な構成になります。
配置・評価・育成といった人材マネジメントを強化したい企業や、人事情報が各部署・各システムに散在していて活用しきれていない組織に向きます。とくに、勘や経験に頼っていた異動・登用の判断にデータの裏付けを加えたい場合や、評価運用をExcelとメールの往復から脱却させたい場合に効果が出やすい製品です。後継者計画(サクセッションプラン)やスキルの棚卸しといった、戦略人事のテーマにも活用できます。
一方で、まず労務手続きの効率化や給与計算の自動化から着手したいという段階の企業では、目的とずれる可能性があります。カオナビは活用レイヤーであるため、土台となる人事データの整備や入力運用が伴わないと「箱はあるが中身が薄い」状態になりやすい点にも注意が必要です。導入効果は、どの人材データを集め、どう判断に使うかという運用設計に大きく左右されます。
ツールを入れただけでは人材活用は進みません。「集めた情報を何の判断に使うのか(配置・評価・育成のどれか)」を先に決めてから項目設計に入らないと、入力負荷だけが増えて活用に至らない、という典型的なつまずきが起きやすくなります。
国内の人事クラウドでよく並べて語られるのが SmartHR です。両者は「人事」という大枠こそ重なりますが、主眼が異なります。SmartHR は入退社・社会保険・年末調整といった労務手続きのペーパーレス化に軸足を置く労務プラットフォームで、カオナビは蓄積した人材情報の可視化・活用に軸足を置くタレントマネジメントサービスです。手続きそのものを担うのが SmartHR、その先の「人をどう動かすか」を支えるのがカオナビ、という整理ができます。
| 観点 | カオナビ | SmartHR |
|---|---|---|
| 主な軸足 | 人材情報の可視化・活用(タレントマネジメント) | 労務手続き・従業員情報のペーパーレス化 |
| 得意領域 | 配置・評価・育成・サーベイなどの人材活用 | 入退社・社会保険・年末調整などの手続き |
| 扱うデータ | 顔写真・スキル・評価・異動履歴など活用向け情報 | 従業員台帳・各種申請に必要な労務情報 |
| 向く目的 | データに基づく人材マネジメントを強化したい | まず手続きの効率化・電子化から始めたい |
実務では二者択一というより、SmartHR などの労務系で手続きと従業員データの「正」を整え、その情報を活用レイヤーのカオナビへ連携して使い分ける、という組み合わせが現実的です。
カオナビは月額(年額)課金のサブスクリプション型クラウドサービスで、利用人数や必要な機能範囲に応じた複数のプラン構成が用意されています。料金は人数や機能で変動するため、最新の体系は公式情報で確認するのが確実です。OSS ではなくベンダー提供のSaaSであり、利用者がサーバーを構築・保守する必要はありません。
エコシステム面では、給与・勤怠・労務といった他の人事システムや各種SaaSとの連携、CSVによるデータ入出力、APIを通じた外部連携などが用意されており、既存の人事基盤と組み合わせて使うことを前提とした作りになっています。労務系サービスで管理する従業員情報を取り込み、カオナビ側で活用するといった連携パターンが代表的です。
導入時の山場は、どの人材情報を、どの粒度で集めるかという項目設計です。スキル・評価・経歴などの項目を欲張って増やすと現場の入力負荷が跳ね上がり、逆に絞りすぎると活用の幅が狭まります。最初から完璧を目指すより、配置・評価・育成のうち優先テーマを一つ決め、そこに必要な項目から段階的に整えるアプローチが現実的です。
また、人材データは機微情報を多く含むため、誰がどこまで閲覧・編集できるかの権限設計を最初に固めておくことが重要です。評価やサーベイの結果が想定外の範囲に見えてしまうと、現場の信頼を損ないかねません。
評価としては、散在していた人材情報を顔の見える形で一元化し、戦略人事の議論を「データを前にした会話」に変えられる点が大きな価値です。反面、その効果は入力運用と活用目的の明確さに支えられるため、ツール導入と同時に「集める・見せる・判断する」という運用サイクルを設計できるかが成否を分けます。
スモールスタートが有効です。全社一斉ではなく、まず評価運用や特定部門の配置検討など一つのユースケースで成果を出し、現場が価値を実感してから対象や項目を広げていくと、入力の定着と活用の両立がしやすくなります。
SaaSの選定ポイント
TL;DRは入口です。実際に選ぶ・使う段階では、何を解決するか、何と比較するか、導入後にどこで詰まるかまで見る必要があります。
労務・人材管理の効率化
利用企業: 4,000社+ / 企業成長: 117%
人事評価のワークフロー(目標設定・評価入力・承認・フィードバック)をオンラインで運用。
個人情報と権限管理が重要